まずは、ノートやデスクの上の消しゴムかすを原料とする最もポピュラーな製法です。「ただ集めて固めるだけ」と思われがちですが、実は消しゴムの材質や作業工程によって仕上がりのまとまりやすさに大きな差が出ます。
ベースとなる消しゴムには、定番のMONO消しゴムをはじめとする軟質PVC(塩化ビニル樹脂)製のプラスチック字消しが最適です。非塩ビ系や砂消しゴム、硬質な事務用消しゴムは可塑剤の性質上、粒子同士が癒着しにくく、練ってもボロボロと崩れてしまう原因になります。
作業手順は以下のステップで進めます:
- 定規で集める:机に散らばった消しゴムかすを手で集めると皮脂や余計なホコリを吸着してしまいます。プラスチック定規のエッジを使って一箇所にスクレイパーのようにかき集めるのが第一のコツです。
- 指の腹で圧着する:集めたかすを指先で強く押し付け、小さな「核(コア)」を作ります。
- 転がして巻き取る:作った核をスタンプのように押し付けたり、机の上で転がしたりしながら、周囲の細かいかすを吸い取って雪だるま式に大きくしていきます。
- 折りたたみながら練り込む:ある程度の塊になったら、親指と人差し指で引き伸ばしては二つ折りにする動作を30〜50回繰り返します。手の摩擦熱が加わることで樹脂が徐々に柔らかくなり、一体化が進みます。