ビジネスの現場では、「誰に対して話しているか」によって結びの言葉を柔軟に変える必要があります。いつでもどこでも「ご清聴ありがとうございました」を使えば安心というわけではありません。
社内会議・部署内でのプレゼン
役員や上司、同僚が参加する社内発表で「ご清聴ありがとうございました」を使うと、過度に形式張った印象や、身内に対して距離を置きすぎた不自然さを与えてしまうケースがあります。社内プレゼンでは、次のように行動を促す前向きな言い換えが推奨されます。
- 「以上で報告を終わります。率直なご意見やアドバイスをいただけますと幸いです」
- 「ご視聴いただきありがとうございました。質疑応答に移らせていただきます」
- 「お時間をいただきありがとうございました。本件について議論をお願いいたします」
社外ウェビナー・講演会マナー
不特定多数の参加者やクライアントを招いた講演会や社外向けウェビナーでは、「ご清聴ありがとうございました」が最も格式高く響きます。対面講話や配信終了時には、次のように丁寧に感謝を伝えます。
- 「本日はお忙しい中、最後までご清聴いただき心より感謝申し上げます」
- 「長時間にわたり熱心にご清聴いただき、誠にありがとうございました」
オンライン商談・提案プレゼン
クライアントとの1対1、あるいは少人数によるZoomやTeams商談では、一方的に講義を聞かせたような響きを持つ「ご清聴」よりも、「時間を割いてくれたこと」への謝意を述べるのが現代の商談マナーです。
- 「貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。ぜひ忌憚のないご意見をお聞かせください」
- 「ご説明をお聞きいただきありがとうございました。ご不明な点や気になられた点はいかがでしょうか」
グローバルビジネス・英語表現(Thank you for your attention)
英語でのプレゼンテーションにおける結びの定番は、"Thank you for your attention." または "Thank you for your time." です。よりインタラクティブなディスカッションを歓迎する場合は、"Thank you very much. I would be happy to answer any questions."(ありがとうございました。喜んでご質問にお答えいたします)と添えるのが国際基準の結び方です。