ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「Amazonアプリにもシークレットモードがある」「Cookieをブロックすればログインしても足跡はつかない」といった誤った言説が散見されますが、これらは技術的に正しくありません。
まず、iOSやAndroid向けの公式Amazonショッピングアプリには、ブラウザのようなシークレットモード機能は一切備わっていません。アプリを開いて検索・タップしたアクションは、バックグラウンド通信を通じてダイレクトにAmazonのデータベースに書き込まれます。また、いくらブラウザのトラッキング防止機能を最高レベルに設定していても、ログイン操作そのものが「私は会員ID:XXXXです」と名乗り出ている行為であるため、パーソナライズの仕組みを内部から回避することは構造上不可能です。プライバシーを守るための真の分水嶺は、「認証(ログイン)を通しているかどうか」の一点に尽きます。