リアルタイムで作品を観ていた世代が20代〜30代の社会人となった今、なぜこうしくんの存在がこれほど響くのでしょうか。ファンのコミュニティやSNSの反響を分析すると、大きく3つの要因が浮かび上がってきます。
ひとつ目は、「飾らないマイペースさ」への憧れです。タイムパフォーマンスや生産性が過剰に求められる昨今、周囲が慌ただしく動いていても自分のペースを崩さず、お腹が空いたら素直にタネを見つめるこうしくんの佇まいは、現代人の疲れた心を解きほぐす最高のデトックスになっています。
ふたつ目は、「争わない優しさと受容力」です。ハムちゃんずの中には、仕切り屋のタイショーくんや口喧嘩の絶えないまいどくん・めがねくんなど、自己主張の強いキャラクターが多く存在します。その中でこうしくんは、誰の意見も頭ごなしに否定せず、穏やかに相槌を打ちます。集団におけるバランサーとしての彼の立ち振る舞いは、人間関係に悩む大人目線で見ると非常に貴重な資質として映るのです。
そして3つ目が、25周年記念グッズでのビジュアル映えです。牛柄のモノトーン配色と、ぽってりとした体型はミニマルなデザインとの相性が抜群。レトロファンシーな雑貨やアパレルアイテムに落とし込まれた際、大人が持っても違和感のないお洒落なアイコンとして支持を集めています。