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「ブレスレットがいつの間にか緩んで落下してしまう」というトラブルの主因は、手首の曲げ伸ばしに伴う微小な振動と、ナイロン製コード特有の滑りやすさにあります。一般的な軍用規格のパラシュートコード(Type III 550パラコード)は、耐荷重約250kgを誇る強靭な繊維ですが、外皮の平滑度が高いため、単純な「本結び(スクエアノット)」で端末を処理しただけでは、繰り返されるテンションの変動によって徐々に結び目が解けていきます。

ほどけないブレスレットを構築するには、繊維同士の交差ポイントを増やして「自己締め付け効果(セルフロッキング構造)」を発生させる必要があります。コードが引っ張られた際に、外側のループが内側の芯コードをより強く締め上げる構造を持たせることで、手首の激しい動きや水流にさらされても結び目が緩む物理的な隙間を与えません。