家族や友人との会話、あるいはテレビCMなどで耳にした言葉をそのままスマートフォンの音声検索に吹き込むと、「ビデオオンデマンド」が「ビデオではんど」と認識されるケースが多発しています。まずはこの言葉の正確な意味と、従来のレンタルビデオ店やテレビ放送との決定的な違いを整理しておきましょう。
ビデオオンデマンド(VOD)とは、視聴者(ユーザー)の要求(オンデマンド)に応じて、インターネット経由で即座に映像コンテンツを配信する仕組みです。かつては観たい映画があれば店舗へ足を運び、貸出中であれば返却を待つほかありませんでした。さらに延滞料金のリスクも常に伴っていました。しかし動画配信サービスであれば、在庫切れという概念が存在せず、深夜でも移動中でもタップひとつで再生が始まります。
また、動画配信サービスの課金形態は大きく分けて3つの方式に分類されます。それぞれの特徴を理解しておくことが、無駄な出費を防ぐ第一歩です。
- SVOD(定額制動画配信):月額料金を支払うことで、対象作品がすべて定額見放題になるモデル。Amazonプライムビデオ、Netflix、U-NEXTの見放題枠などが該当します。
- TVOD(都度課金型動画配信):劇場公開されたばかりの新作映画配信などを、1本あたり300円〜500円程度で一定期間レンタルするモデル。
- EST(電子セルスルー):デジタルデータを買い切りで購入し、視聴期限なしで手元にアーカイブとして残すモデル。
現在の主流は、基本の定額見放題(SVOD)をベースにしつつ、最新作だけをポイントや追加料金(TVOD)で補うハイブリッド型のプラットフォームです。