雑誌やウェブメディアでは「ブルベ夏=くすみピンクが似合う」と一括りに紹介されがちですが、実際のユーザー体験はどうなのでしょうか。SNSやコスメ口コミサイト、美容掲示板(ガールズちゃんねる・知恵袋等)のリアルな声を取材・検証すると、プロ診断を受けた人たちの意外な苦悩が浮かび上がってきました。
「サロンでブルベ夏と診断されたので、定番のくすみローズ系アイシャドウと『リップモンスター 05 ダークフィグ』を購入しました。ところが実際に塗ってみると、顔全体がどんよりと暗くなり、実年齢より5歳以上老けて見えたんです」(20代後半・会社員の証言)
「逆に、青みピンクの王道と言われるベビーピンクのリップを塗ったら、唇だけが蛍光色のように浮いてしまい、結局コーラルピンクに逃げています」(30代前半・主婦の証言)
都内の百貨店で長年タッチアップを担当する現役ビューティーアドバイザー(BA)は、この現象について現場目線で次のように語ります。
「カウンターに来られるお客様で一番多い失敗が、『青み』と『くすみ(濁色)』の許容度を混同しているケースです。一口にブルベ夏と言っても、実は4つの細分化されたグループが存在します。白に近いパステルカラーが得意な方にスモーキーな色をご案内すると、途端に顔色が土気色になってしまいます。店頭でタッチアップする際は、手の甲のスウォッチだけで判断せず、必ず自然光に近いライトの下で、顔全体の血色感がどう変化するかを時間を置いて確認していただいています」