ホテル利用客や地元関係者が最も関心を寄せているのが、「運営会社となったアイコニア・ホスピタリティとは何者か、その親会社や背後にある資本構造はどうなっているのか」という点です。
アイコニア・ホスピタリティは、不動産投資やホテル資産のバリューアップ、ホスピタリティ施設の再生を手掛ける独立系のプロフェッショナル集団です。その資金力と戦略眼の鋭さは、株式市場においても如実に示されています。同社は時計・宝飾品や工作機械関連の専門商社として知られる東証スタンダード上場企業「株式会社ムラキ」の株式取得を急速に進め、大量保有報告書を通じて大株主として浮上した経緯があります。
単なる受託型のホテルオペレーターにとどまらず、資本市場で上場企業の株式に投資を行いながら、実物不動産の買収・再生をも同時並行で仕掛けるアセットマネジメント型の事業構造を持っている点が特徴的です。親会社からの指示で動く旧来の系列ホテルとは異なり、高い投資規律とスピード感を持った戦略的法人が舵を握っている実態が浮かび上がってきます。