水分を物理的に吸い取った後は、いかに早く深部の湿気を蒸発させるかが勝負となります。家庭にある家電を活用する際、熱源の扱いには厳格な注意が必要です。
| 乾燥器具 | 推奨度と使用方法 | 注意点・リスク |
|---|---|---|
| 扇風機・サーキュレーター | 推奨(最優先)患部に至近距離から首振りなしで風を当て続ける。 | 室内の湿度が高い場合はエアコンの除湿と併用しないと乾きにくい。 |
| エアコン(除湿・ドライ) | 推奨(通年有効)部屋全体の湿度を40〜50%台まで下げて蒸発を促す。 | 風向きが直接畳に当たらない場合があるため送風機と組み合わせる。 |
| ドライヤー(冷風) | 条件付き可送風機がない場合の緊急避難として、必ず「冷風」を当てる。 | 長時間の使用はモーターへの負荷が大きく、電気代もかさむ。 |
| ドライヤー(温風) | 非推奨(原則禁止)急激な熱乾燥は素材を破壊する。 | い草が急激に収縮してひび割れ、変色、反り返りの直接原因になる。 |
最も安全かつ確実な乾燥方法は、「エアコンの除湿運転+サーキュレーターの直当て」です。部屋全体の湿度を下げつつ、局所的に強い気流を当てることで、畳の内部にこもった湿気を効率的に空気中へ追い出すことができます。最低でも半日、できれば丸一日は風を当て続けるのが理想的です。