第12話の放送直後から、X(旧Twitter)をはじめとするSNSや大手掲示板では、深夜帯の放送枠にもかかわらず異例の盛り上がりを見せました。視聴者コミュニティの反応を丁寧に分析すると、大きく二つの相反する解釈に分かれて激論が交わされています。
一方では、「救いようのないバッドエンドに見えて、ある意味で二人が互いの呪縛から解き放たれた最も美しい幕引きだった」と、愛憎劇の純化を評価する声が上がっています。特に、終盤で見せた美咲役の鬼気迫る表情の変化や、賢治が最後に漏らした「これでやっと、お前を恐れずに済む」という呟きに対しては、「今年最も胸に刺さったサスペンスの着地点」と絶賛する意見が多数を占めました。
他方で、「夫婦の絆を信じたかった視聴者にとってはあまりにも残酷すぎる」「どちらか一方でも踏みとどまる選択肢はなかったのか」といった痛切な悲鳴も散見されます。単なる勧善懲悪では片付けられない、人間の暗部を鋭くえぐり出す結末だったからこそ、視聴者の心を強く揺さぶり、放送終了後も熱を帯びた議論が止まらない要因となっています。