ご祝儀袋をそのままバッグやスーツの内ポケットに入れて持ち歩くのは、マナー違反と見なされます。袱紗には「お祝いの金品を汚したり水引を崩したりせず、清浄な状態のまま丁重に運ぶ」という儀礼的な意味が込められているためです。
結婚式をはじめとするお祝い事(慶事)では、以下の2点を厳守する必要があります。
1. 色の選び方
慶事用の袱紗は、赤、ピンク、エンジ、ゴールド、オレンジなどの暖色系・明るい色を選びます。一方、紺、グレー、緑などの寒色系は弔事(葬儀)用です。なお、「紫色」は古来より高貴な色とされ、慶事・弔事のどちらでも使える万能色として広く重宝されています。迷った場合は無地の濃い紫色を1つ持っておくと便利です。
2. 包み方と開く方向は「右開き」
慶事と弔事では、折りたたむ順番が完全に逆になります。慶事では、爪折り袱紗や一枚布の風呂敷タイプの場合、「左 → 上 → 下 → 右」の順に折り、最後に右側をかぶせます。取り出す際は、右側から開く「右開き」になります。弔事は「左開き」となるため、反対にしてしまうと非常に不祝儀を想起させる重大なマナー違反となるため注意してください。