ネット上の観光まとめサイトやSNSのキラキラした投稿だけを見て現地へ向かうと、思わぬギャップに直面することがあります。現地取材の視点から、事前に知っておくべき3つの盲点を明かします。
第1の誤解は、「氷見に行けば1年中いつでも『ひみ寒ぶり』が食べられる」という思い込みです。ブランド魚としての「ひみ寒ぶり」は、例年11月下旬から翌年1月〜2月頃にかけて、氷見魚ブランド対策協議会が定めた期間・サイズ・海域の基準をクリアしたものだけに与えられます。もちろん春〜秋でも「ふくらぎ」や「ガンド」と呼ばれる成長段階のブリや、マグロ、白エビ、岩ガキなど季節ごとの主役級魚介は豊富に揃っていますが、「極上の寒ぶりしゃぶしゃぶ」を目的にするなら晩秋から冬場に照準を合わせる必要があります。
第2の盲点は、「夕方に行ってもランチと同じように楽しめる」という油断です。ひみ番屋街の物販・フードコートの多くは18時(鮮魚・飲食の一部はそれ以前、レストランは20時頃まで)に閉まりますが、人気の鮮魚や寿司ネタ、限定ランチメニューは14時〜15時を過ぎると品切れが続出します。市場直結型施設の基本として、「午前中から昼過ぎまでが勝負」であることを強く意識してください。
第3の盲点は、「金沢からの直行バスは予約なしでも絶対に座れる」という過信です。1日2往復という限られた便数のため、秋の行楽シーズンや3連休などのピーク時には利用者が集中します。運行会社や氷見市観光協会の案内ページで最新の予約要否・乗車場所(金沢駅西口のバスのりば番号)を必ず前日までに確認し、発車時刻の15分前には待機しておく余裕が求められます。