正確な実測を行うためには、泌尿器科の臨床現場で標準化されている測定法を用いる必要があります。多くの男性が目視で測る際、皮膚の表面や下腹部の脂肪の上から定規を当ててしまい、数値を過大または過小に評価しています。
医療現場における正式な手順は以下の通りです:
- 体勢:立ち上がった状態で、ペニスを体に直角(地面と水平)になるよう勃起させる。
- 基部の特定:定規の先端を下腹部(竿の付け根の上側)に当て、恥骨にコツンと当たるまで軽く押し込む(恥骨基準)。
- 先端の測定:亀頭の先端(尿道口付近)までの長さを読み取る。
肥満傾向にある男性の場合、下腹部の皮下脂肪(恥骨上脂肪パッド)に竿の基部が2〜3cmほど埋もれている「埋没陰茎」のような状態になっていることが珍しくありません。この脂肪を押し込んで測ることで、解剖学的な本来の骨格サイズが判明します。つまり、体重を落として下腹部を引き締めるだけで、体感的な露出長が1〜2cm回復するケースは多々あります。
なお、世界平均との比較で見ると、北米や西欧の平均値はおよそ13.5cm〜14.5cm前後、南米や西アフリカの一部地域で15cm台前半の報告が散見されます。アジア圏の平均値(12.0〜13.0cm)と欧米の差は、メディアが喧伝するような絶望的な格差ではなく、統計上はわずか1〜2cm程度の差にすぎません。人種差の神話もまた、誇張されたイメージによって一人歩きしているのが実情です。