『こびとづかん』の最大の魅力は、昆虫でも植物でも人間でもない、独自の生物群「コビト網」としての緻密な生物設定にあります。作者であるなばたとしたか氏が描き出すキャラクターたちは、単なるデフォルメされたマスコットではなく、自然界の食物連鎖や生息環境に根ざした「生々しい生態」を持っています。ここでは代表的な主要コビトたちの特徴を整理します。
| キャラクター名 | 体長・生息地・コビトの習性 | 捕獲の難易度・注目ポイント |
|---|---|---|
| カクレモモジリ | 体長約15cm(頭触頭含む)。熟した桃の実に寄生し、糖分を吸って生活する。非常に警戒心が強い。 | 最人気種。熟した桃トラップで捕獲可能だが傷をつけない繊細さが必要。 |
| クサマダラオオコビト | 体長15〜20cm。陽当たりの良い草むらに生息。幼体期は臆病だが成体になると気が荒くなる。脱皮を行う。 | 入門種。草むらで比較的見つけやすいが、トノサマバッタなどの昆虫に擬態するため観察眼が必須。 |
| リトルハナガシラ | 体長8〜12cm。湿った草地や公園の植え込み。極めて獰猛で肉食。小さな小鳥やネズミを仲間と協力して狩る。 | 危険度高。指を噛まれる事故が多発するため、観察には厚手の手袋が推奨される。 |
| ベニキノコビト | 体長約15〜20cm。針葉樹林の湿った日陰。頭部のカサは猛毒だが、本人はおとなしく滅多に動かない。 | 希少種。ベニテングタケに擬態しているため、毒キノコとの判別と採取時の触角刺激に細心の注意を要する。 |
| シボリオオチチ | 体長20〜25cm。牧場や牛舎の干し草の隙間。夜間に乳牛の乳房から直接乳を吸う独特の習性を持つ。 | 牧場限定種。牛の警戒を解く特異な体臭を持ち、酪農家との共生関係が語られる。 |