Are 嵐『Untitled』ライブの伝説演出とは?「Song for You」セトリと感動の正体 a question on your mind? Discover the full story in our feature story.

ファンが選ぶ「語り継ぎたい嵐のライブ」で常にトップクラスの支持を集める『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』。その最大のハイライトが、本編終盤のセットリストに組み込まれた「Song for you」のパフォーマンスです。

焦燥から光へ繋がるセットリストの文脈

ライブにおける感動を何倍にも増幅させたのが、前後のセットリストの緻密な計算です。本編後半、ダンスナンバーが連続する高揚感のピークを経て、ステージは一度深い静寂に包まれます。

  • 25. 夜の影(松本・二宮・大野による濃密なダンスユニット曲)
  • 26. バズりNIGHT(相葉・大野・櫻井によるユーモア全開のユニット曲)
  • 27. つなぐ(重厚な和の世界観と激しいダンス)
  • 28. 抱擁 ~ 29. お気に召すまま ~ 30. Bittersweet(華やかなポップセクション)
  • 31. GUTS ! ~ 32. Doors ~勇気の軌跡~
  • 33. Sugar ~ 34. NOW or NEVER
  • 35. Pray
  • 36. 光(ゴスペル調の壮大なナンバーで会場を浄化)
  • 37. 君のために僕がいる ~ 38. PIKA★★NCHI DOUBLE ~ 39. ハダシの未来 ~ 40. Believe ~ 41. Monster ~ 42. A・RA・SHI(怒涛の歴代シングルメドレー)
  • 43. Song for you(本編の実質的なクライマックス)
  • 44. 「未完」(本編ラストナンバー)

歴代の代表曲を畳み掛ける「シングルメドレー(A・RA・SHIまで)」で過去の栄光と軌跡を観客と共有した直後、そのすべての歴史を受け止めるかのように「Song for you」のイントロが鳴り響きます。そして組曲の後に、さらなる進化を宣言する「『未完』」へとバトンを繋ぐ構成は、演出を手掛けた松本潤の真骨頂です。

2,083枚のパネルが織りなす超巨大可動式LEDビジョンの演出

このライブで導入されたメインスクリーンは、横幅約62メートル×高さ約13メートル(総面積約800平方メートル、LEDパネル2,083枚)という、当時のドームツアー史上最大級の超巨大可動式LEDビジョンでした。「Song for you」では、この巨大スクリーンが単なる背景映像の投影装置ではなく、楽曲の進行に合わせて左右に割れ、前後に移動し、空間そのものを変形させる舞台装置として機能しました。

冒頭、真っ暗なドームの中央に一筋のピンスポットが落ち、大野智がたった一人でメインステージに立ちます。巨大ビジョンには夜明け前の静かな海と星空が映し出され、やがて4人のメンバーがそれぞれの場所から合流するにつれ、分割されていたLEDビジョンがゆっくりと結合。1枚の巨大なパノラマへと変化していく視覚効果は、バラバラだった5人の個性が「嵐」というひとつの運命共同体になっていく過程そのものを表現していました。