Take a look at expert analysis on マインドフレイヤーの正体とは?D&D元ネタから能力・弱点まで疑問を本音検証.

マインド・フレイヤーの真の姿を理解する上で最大のターニングポイントとなったのが、シーズン4のエピソード9(Vol.2)で明かされたヘンリー・クリールの過去回想です。研究所でイレブン(エル)との超能力戦に敗れ、次元の裂け目から異次元空間(のちの「裏側の世界」)へと追放されたヘンリーは、荒涼とした大地を彷徨う中で、雷鳴轟く雲の中に漂う意志を持った正体不明の黒い粒子(霧状の塊)と遭遇しました。

ヘンリーはその粒子塊に自らの超能力(サイコキネシス)を同調させ、幼少期から強い愛着を抱いていた「クロゴケグモ」の形態へと再構築しました。つまり、シーズン2の巨大なタコや蜘蛛のような影の怪物、そしてシーズン3で肉片を寄り集めて実体化した怪物は、「ヘンリーの憎悪と歪んだ美学によって蜘蛛の形を与えられた異次元の生命エネルギー」だったのです。

この事実が判明した当初、ファンの間では「マインド・フレイヤーはヘンリーが作り出した単なるアバター(手駒)に過ぎなかった」という解釈が主流となりました。しかし、その粒子自体がどこから生じたのか、粒子そのものに根源的な捕食本能や悪意が存在していたのかという謎は、物語の根幹に関わる火種として今なお残されています。