貴家さんの名演は『サザエさん』にとどまりません。日本のギャグアニメ黎明期から近年屈指のミステリーアドベンチャーゲームに至るまで、カルチャーの最前線で記憶に残る名キャラクターを誕生させてきました。
| 作品名 | 担当キャラクター | 後任・引き継ぎ声優 |
|---|---|---|
| サザエさん | フグ田タラオ(タラちゃん) | 愛河里花子(2023年3月〜) |
| スーパーダンガンロンパ2 | モノミ(ウサミ) | 大代キヌ太(2025年〜) |
| ハクション大魔王 | アクビ | 諸星すみれ(2020年版) |
| 天才バカボン | ハジメちゃん | 坂本千夏 / 野中藍 ほか |
| リボンの騎士 | チンク | くまいもとこ(リメイク企画等) |
1960〜70年代の代表格である『天才バカボン』のハジメちゃんでは、言葉を話す天才赤ん坊という特異な役柄を、愛くるしさと知性が同居した声色で見事に成立させました。『ハクション大魔王』のアクビ役では、お転婆で少しいたずら好きな妖精を軽快なリズムで演じ、タツノコプロ作品のアイコンとして君臨しました。
そして2010年代、新たなファン層を驚かせたのがスパイク・チュンソフトの傑作ゲーム『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』のモノミ役です。大山のぶ代さん演じる冷酷な悪役「モノクマ」に対峙する教師役のマスコットとして、貴家さんのピュアで哀愁を帯びた声が作品のダークな世界観と鮮烈なコントラストを生み出し、若いゲーム世代にもその凄みを知らしめました。