一般的なキッチンボードの上下分解は、場当たり的にネジを緩めるのではなく、荷重を段階的に減らしていくシーケンスが重要です。手順を誤ると、上台の重みでボルトがねじ切れたり、床を傷つけたりする原因になります。
| 作業ステップ | 具体的な作業内容 | 注意点・プロの視点 |
|---|---|---|
| STEP 1:完全クリアランス | 食器・家電・内部の棚板・ダボをすべて取り出す。 | 可動棚を残すと運搬中に落下してガラスを破壊する恐れあり。 |
| STEP 2:建具の取り外し | スライド引き戸、開き扉、引き出しを本体から外す。 | 扉と引き出しを外すだけで総重量が約30〜40%カット可能。 |
| STEP 3:連結箇所の特定 | オープンスペース天板裏、あるいは背面のプレートを確認。 | 目隠しシール(キャップ)の下にボルトが隠れているケースが多い。 |
| STEP 4:ボルトの取り外し | プラスドライバー等で連結金具・ボルトを緩めて外す。 | 最後の1本を緩める際は、上台を片手で支えながら慎重に作業。 |
| STEP 5:上台のリフトオフ | 位置決め用の木ダボを折らないよう、真上へ垂直に持ち上げる。 | 斜めに持ち上げるとダボが折れて再組立て不能になるため2人必須。 |
固定金具を取り外した後は、上台をまっすぐ真上へ5〜10cmほど浮かせる必要があります。上下の接合部には、位置ズレを防ぐための「木ダボ(木製のピン)」が複数刺さっているためです。強引に横へスライドさせると木ダボが根元からへし折れ、修復が極めて困難になるため十分な警戒が必要です。