Web上の検索クエリやSNSの言及では「登美丘高校バブリーダンスは全国優勝した」と記憶されているケースが散見されます。しかし、一次記録を振り返ると、2017年の日本高校ダンス部選手権夏の全国大会において、登美丘高校は準優勝でした。優勝を飾ったのは、圧倒的な構成力と卓越したスキルで高い芸術点を獲得した同志社香里高校です。
「準優勝だったにもかかわらず、なぜこれほど社会現象となったのか」という点に、当時のメディア構造とエンターテインメントの本質が表れています。大会での評価基準(技術点・構成点)とは別に、昭和カルチャーのリバイバルというキャッチーさ、80年代ディスコサウンドの疾走感、そしてコミカルさと超絶技巧が同居したビジュアルの強さが、インターネットやSNSを通じて爆発的な大衆支持を獲得したためです。結果として大会の勝敗を超え、2017年を象徴するポップカルチャーアイコンとして定着しました。