ドラマ『恋仲』の人気を決定づけた最大の立役者といえるのが、家入レオさんが手掛けた主題歌「君がくれた夏」です。第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ドラマソング賞や、第57回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞するなど、2015年を代表する音楽作品となりました。
本作の歌詞で描かれているのは、誰もが経験する「青春の終わり」と「決して色褪せない後悔や切なさ」です。サビで繰り返される印象的なフレーズは、葵とあかりが過ごした富山の夏休み、突如として離れ離れになったあの日、そして東京で再会した奇跡のすべてを内包しています。メロディーの美しさはもちろんのこと、情景描写と心理描写が緻密に折り重なったリリックが、ドラマ本編の映像美と完璧にシンクロしていました。
特に放送当時、物語のクライマックスでイントロのピアノフレーズが流れ出した瞬間の演出は、多くの視聴者の涙腺を刺激しました。夏の儚さと恋愛の痛みをリアルにすくい上げたこの楽曲は、放送から年月が流れた今でも、夏が訪れるたびにストリーミングサービスで再生回数を伸ばすスタンダードナンバーとして愛され続けています。