塚原温泉の源泉かけ流しは強力な薬効を持つ反面、入り方を誤ると肌トラブルや体調不良を招く危険をはらんでいます。入浴時には以下の鉄則を厳格に遵守する必要があります。
まず最優先すべきは「目に入れないこと」です。pH1.4の酸性湯が眼球の粘膜に触れると激痛が走り、結膜を傷つける恐れがあります。顔を洗う行為は厳禁であり、湯しぶきが顔に飛ばないよう静かに湯船へ身を沈めなければなりません。
入浴時間も極めて短時間にとどめるのが原則です。初回は3〜5分程度、長くても1回あたり8分前後に抑える必要があります。長時間の入浴は皮脂膜を完全に破壊し、過度な肌荒れや湯あたりを引き起こします。
入浴後は、必ずシャワーや水道水などの真水で身体を徹底的に洗い流す(上がり湯)ことが不可欠です。酸性成分を皮膚表面に残したまま衣服を着ると、乾燥が進んで重度の痒みやかぶれの原因となります。また、銀やパラジウムを含むアクセサリーは瞬時に化学反応で真っ黒に変色するため、脱衣所に持ち込む前に外しておく必要があります。