環古達の物語は、まさに「挫折と再生のドラマ」そのものです。物語初期、彼女は第1特殊消防隊の烈火星宮に強い憧れと好意を抱いていました。熱血漢で面倒見の良い烈火を心から信頼していたタマキでしたが、その正体は人工的に焔ビトを生み出す「伝導者」の一味だったのです。
好意を利用され、罪のない子どもたちを実験材料にする片棒を担がされていたと知った時の彼女の絶望は計り知れません。それでもタマキは、烈火の圧倒的な暴力の前に立ち塞がり、「これ以上はダメだ」と身を挺して子どもを庇い続けました。この時、ボロボロになりながらも消防官としての誇りを捨てなかった心の強さこそが、彼女の本当の資質です。
紅丸の道場で遂げた「修行・覚醒」の全貌
第8特殊消防隊へ移籍した後も、彼女は「自分は最前線では戦力にならない」というコンプレックスを抱えていました。その殻を打ち破る転機となったのが、第7特殊消防隊が管轄する浅草・新門紅丸の道場での修行・覚醒エピソードです。
第7の双子シスター・ヒカゲとヒナタを相手に組み手を行う中で、タマキは「自分の炎の出力の低さ」を補うため、猫又の炎を全身に高密度で纏う「炎の衣」へと進化させます。不要な迷いを振り切り、自身の敏捷性と炎の持続力を極限まで高めたことで、ついに第8の主力メンバーと肩を並べる戦力へと覚醒を果たしたのです。