An essential feature on 旧函館区公会堂の見どころ完全ガイド!彬子女王も注目のモダン建築と絶景の正体, including critical updates.

旧函館区公会堂の最大の特徴は、西洋の建築様式を取り入れながらも、随所に日本の伝統的な職人技が息づく「擬洋風建築」の最高峰である点です。明治40年(1907年)の函館大火によって町会所を焼失した際、豪商・相馬哲平からの巨額の寄付をもとに再建計画がスタートしました。設計を担当したのは北海道庁の技師・小百合吉三郎です。

雑誌『Casa BRUTUS』で彬子女王が建築の美学を紐解いたように、左右対称のシンメトリーな構造やコリント様式の柱頭飾り、屋根に見られる唐破風(からはふ)の曲線など、和洋が融合した独特の意匠が随所に散りばめられています。令和の大修理の際、創建当時の塗装片を科学的に分析した結果、従来の落ち着いたグレーから、創建当時の鮮烈な「ブルーグレー×イエロー」の姿へと復元されました。晴れた日の青空と函館湾を借景にしたその佇まいは、思わず息をのむ美しさです。