GoogleやSNSの検索候補に「買ってはいけない」というサジェストが出現すると、初めて利用する人は「食品添加物が危険なのでは」「海外産の粗悪な原材料を使っているのか」と疑心暗鬼になりがちです。しかし、流通アナリストの視点や利用者の口コミを詳細に精査すると、このワードが生まれる背景には明確な3つの要因が存在します。
1つ目は、「常識外れの安さに対する心理的防衛本能」です。一般的なコンビニ弁当が500円〜700円台へ突入するなか、ラ・ムーではメインおかずと白米がしっかり入った弁当が税抜198円(税込213円)で販売されています。「安すぎるものには必ず裏がある」と直感した消費者が、安全性を確かめようと検索窓にネガティブな単語を打ち込む傾向が強いのです。
2つ目は、大容量メガパック肉やPB商品の「味・食感の好みの分かれやすさ」です。キロ単位で陳列される超大容量パックや、外国産の解凍肉などは、一般的な食品スーパーの上質な国産肉に慣れている層からすると「少しスジが多い」「脂っこい」と感じられるケースがあります。これが「買って失敗した」というレビューとして拡散されます。
3つ目は、「徹底的なコストカットから生まれる倉庫風の店舗演出」です。ダンボールのまま積み上げられた陳列や、レジ袋の完全有料化、現金決済を中心としたローコストオペレーションは、初見の買い物客に「安かろう悪かろう」という先入観を抱かせやすい側面を持っています。