立体感を崩さずに作画スピードを上げるため、プロが実践している3ステップのアタリ取り手順を紹介します。
ステップ1:ミトン(手袋)状のアタリでシルエットを固定
指を個別に見るのをやめ、親指と「残り4本の指」の2つのブロックに分けたミトン形状を描きます。この段階で手のひらの厚みと、どちらの面が見えているか(表か裏か)を確定させます。
ステップ2:指の付け根のアーチと関節のガイドライン
人差し指から小指までの付け根は直線ではなく、中指を頂点とした緩やかなアーチを描きます。このアーチに沿って各指の長さを決め、関節の折り曲がり角度をシリンダー(円柱)の連続として配置していきます。
ステップ3:皮膚の張り感とパースの陰影処理
指先が手前に向かってくる場合、指の腹の丸みを強調します。光源の位置を意識し、手首側を暗く、手前に突き出た指先にハイライトを置くことで、コントラストによる劇的な空間の飛び出し感(空気遠近法的な明暗差)を完成させます。