すたみな太郎を展開する株式会社江戸一は、物価高や外食ニーズの変化に対応するため、従来の「低価格・大衆型バイキング」から「質を重視した体験型ビュッフェ」への舵切りを急速に進めています。その象徴が「PREMIUM BUFFET」ブランドです。
地域報道各社や流通専門誌の取材データによると、新業態第1号店となった埼玉県の所沢店では、フルリニューアルを経て客単価と顧客満足度の大幅な引き上げに成功しました。さらに所沢店は2026年春に進化版となる「PREMIUM BUFFET プラス」へと再リブランドを遂げています。また、北海道の「PREMIUM BUFFET 新札幌店」や、東北初進出となった「PREMIUM BUFFET 弘前店」(青森県)では店舗限定の本格ベーカリーコーナーが新設されるなど、各地域で明確な差別化が図られています。
| 店舗区分 | 主な特徴・調理方式 | 該当店舗・展開状況 |
|---|---|---|
| すたみな太郎(通常型) | セルフバイキング形式、リーズナブルな価格設定、豊富なデザートバー | 宮崎店をはじめとする地方ロードサイド各店 |
| PREMIUM BUFFET | 上質食材の導入、寿司やステーキの注文調理、ベーカリー併設など | 弘前店、新札幌店、倉敷店など全国約17店舗 |
| PREMIUM BUFFET プラス | プレミアム業態をさらに進化させたフラッグシップモデル | 所沢店(1号店) |
こうした全国のドミノ倒し的なリニューアル展開を見る限り、チェーン全体の基本戦略が「既存店のプレミアム化」にあることは間違いありません。しかし、各エリアの商圏人口や競合店舗の出店状況によって改修の優先順位がつけられており、南九州エリアにおける改装のタイミングは慎重に見極められている段階といえます。