本来の小籠包は強力粉と薄力粉を熱湯でこねた特製の皮を使いますが、家庭でこれを作るのは非常に手間がかかります。そこで活躍するのが市販の餃子の皮ですが、薄皮タイプの餃子の皮をそのまま使うと、熱いスープの蒸気圧に耐えきれず、高確率で裂けてしまいます。
市販の皮で失敗を防ぐための第一のルールは、必ず「大判・厚手(またはモッチリタイプ)」と表記された皮を選ぶことです。厚みがある皮はデンプン質の網目構造が強固で、加熱時にも破れにくい耐圧性を備えています。
さらに現場で実証されている「皮が破れない裏技」が次の3点です。
- 底面二重化(ダブルボトム法):たこ焼き器の底面に当たる部分に、小さな丸型に抜いた皮(または皮の端切れ)を1枚敷き、その上からメインの皮で包むことで、最も熱が加わる底部の破れを完全に防御する。
- ヒダの寄せ方と接着:ヒダを細かく寄せすぎると皮が引っ張られて薄くなり、破裂の原因になる。5〜6箇所の大きめのヒダでふんわりとまとめ、縁に塗る水はつけすぎず、指の腹でしっかり圧着させる。
- 結び目を下にする配置:包み終えた結び目をあえて下(たこ焼き器の底側)にして焼くアプローチ。生地が密集している結び目部分が強固な土台となり、上部のドーム状に広がった薄い面がふっくらと蒸し上がる。