アスリートの私服というと、派手なハイブランドのロゴを全面に押し出したラグジュアリーストリートを想像する方も少なくありません。しかし、中村敬斗選手のインスタ私服ショットを分析すると、まったく異なるアプローチをとっていることが分かります。
彼のスタイリングの真骨頂は、「上質なミニマリズム」と「シルエットの引き算」にあります。過度なロゴ主張を避け、モノトーンやアースカラーを基調としたタイトすぎずワイドすぎない絶妙なサイズ感のセットアップ、あるいはシンプルな上質ニットにストレートスラックスを合わせるなど、ヨーロッパのストリートに溶け込む洗練された着こなしが特徴です。
身長180cmという恵まれたプロポーションに加え、日々の過酷なトレーニングで研ぎ澄まされた体幹があるからこそ、装飾を削ぎ落としたシンプルなコーディネートが最高級のドレスウェアのように映えます。「服に着られる」ことが一切なく、「服を着こなす」領域に達している点こそが、ファッション誌関係者からもモデル顔負けと称賛される理由です。